はじめに
この本を手に取った時、「人生の勝算」とは、やけに自信たっぷりな表題だなとまず思いました。
この本の著者はSHOWROOM(株)社長 前田 裕二氏です。
SHOWROOMとは「仮想ライブ空間」というキャッチコピーで知られる2013年11月にスタートしたライブ配信サービスです。
前田 裕二氏は今やテレビの「情熱大陸」に出演するなど超有名人になっています。
前田氏をはじめて知ったのは、幻冬舎の編集者 箕輪 厚介氏の著書「死ぬこと以外、かすり傷」での前田 裕二氏の紹介文を読んだ時でした。
その紹介文では、前田氏は、イベント打ち上げで3次会までつきあったあと、5時まで近くの喫茶店で勉強したあと、9時には会社へ出勤するほどの超勉強家のイメージがありました。
この本を読んでいけば、前田氏がどうして秋元氏に「僕はビジネスにも人生にも勝算があります。」と言った事がわかるようになります。
前田 裕二氏について
SHOWROOM株式会社代表取締役社長
1987年東京生まれ。
2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系投資銀行に入社。
11年からニューヨークに移り、北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務に従事。
株式市場において数千億〜兆円規模の資金を運用するファンドに対してアドバイザリーを行う。
その後、0→1の価値創出を志向して起業を検討。
事業立ち上げについて、就職活動時に縁があった株式会社DeNAのファウンダー南場に相談したことをきっかけに、13年5月、DeNAに入社。同年11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。
15年8月に当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立。同月末にソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資を受け、合弁会社化。
現在は、SHOWROOM株式会社代表取締役社長として、SHOWROOM事業を率いる。
本の内容
第一章
起業の原点となる、引き語り時代のことが詳しく書かれています。
引き語り経験を通じて抽出した、ファンビジネスの本質についても、この章で論じています。
第二章
エンターテイメント業界において、SHOWROOMがどのような変革を起こそうとしているかを説明しています。
演者が今まで通り、テレビなどマスメディアに出て、好感度を上げて、CMに出たり、一つでも多くのレギュラー番組を持ったりすれば良かった時代は、もはや過去のものだと論じています。
第三章
SHOWROOM立ち上げに至る前の、新卒で入った外資系投資銀行でのサラリーマン時代の話が書かれています。
サラリーマン時代の著者が何に苦しみ、喜び、成長したかが書かれています。
第四章
ニューヨークの投資銀行に移った時の奮闘記が書かれています。
生き馬の目を抜くような競争環境の中で、どのように結果を出してきたかが書かれています。
第五章
投資銀行を辞めた後の、SHOWROOM立ち上げストーリーが書かれています。
揺るぎない強いビジョンとは裏腹に、挫折に次ぐ挫折、ビジネスはグラグラ。そんな状況から、どのようにしてブレークスルーを見出していったか、また秋元康さんとの出会いについても書かれています。
第六章
SHOWROOMが志向する未来について書かれています。
国内でナンバーワンになることは当たり前で、いかに世界一を獲るか、このビジネスがなぜグローバルな可能性を秘めたものであるかなどの観点から論じています。
おわりに
著者がこの本を通じて伝えたい事は、大きく3つ「絆の大切さ」「努力の大切さ」そして人生という壮大な航海において「コンパス」を持つ事が大切である事を語っています。
今後の前田氏の動向に目が離せません。
勇華みなさんこんにちは!このブログの運営者 YUGA勇華(ゆうが)です。このブログは、「世間の荒波を乗り越え、皆さんと共に理想郷を目指す目的で、令和2年1月25日に開設しました。(WordPress・ ... 続きを見る
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